自律神経測定ご希望の方へ

自律神経機能測定について

最近、夜なかなか寝付けず何度も目が覚め眠りも浅い…
朝起きても身体が重くやる気が出ない…
少し運動しただけですごく疲れる…
ちょっとしたことでイライラする…
最近、胃腸の調子が悪い…
フワフワしてる感じで立ちくらみがする…
頭がボォーっとして思考力が低下している…
何をするのもめんどうで意欲が起きない…
仕事が思うようにはかどらない…
腰の痛みがずっと続いてる…
頭痛・頭重感がある…
肩こりがひどい…
手足が冷える…
だけど、病院では「特別な異常はない」と言われる.
そんな正体不明のスランプの原因は自律神経のバランスが崩れているのかも
自律神経失調症?!
でも…
自律神経ってどうやって調べられるの?
当院では【自律神経バランス測定機】を常設しております.

院長写真

【 自律神経機能検査 測定結果プリント付き】 1回 800円 (要予約).
※自律神経整体コース(整体+自律神経測定)もございます…プリントアウトご希望の場合は1枚につき別途100円.くわしくは料金&施術内容のページをご覧ください.

検査方法
安静状態で椅子に座り、クリップ式センサーを左手人差し指に2分30秒間装着するだけで自律神経検査ができます.なぜこれだけで分かるのかというと… 指の末梢血管容積における変化を脈波と捉え、心拍変動と呼ばれる周期的なリズムの「ゆらぎ」を解析します.心拍数は一般には1分間に心臓が何回収縮するかという回数で表しますが、1拍ずつ測定して分析すると、その間隔は毎回少しずつ違います.心拍1拍ごとの変動を計測することにより、限りなく変化する環境に対する体内での適応能力を推定することができます.
次にデータを周波数分析すると2つの周波数領域(高周波数領域/低周波数領域)に分けることが出来ます.
交感神経(低周波0,04~0,15Hz)
副交感神経(高周波0,15~0.4Hz)
すなわち心拍変動(心拍間隔の変化)を時間領域と周波数領域で自動解析を行ない、自律神経系全体のエネルギー・交感神経&副交感神経のバランス・自律神経活動量など
を数値とグラフで表します.これにより全般的な健康状態・肉体疲労度・ストレス度(ストレスチェック)・血流の状態などがわかります.
下記のようなデータが出てまいりますので、こちらを見ながら説明いたします.


パニック障害や更年期障害など自律神経障害では症状別に測定値の特徴があり、自律神経測定によって現在行っている治療の方向性や経過観察が一目瞭然に確認できます.全身を支配している自律神経機能の数値は健康管理に最適なバイオマーカーであり、自律神経のバランスが崩れると様々な病気にかかりやすく治りにくくなります.大学や医療機関の研究論文に使用されている世界基準をクリアした測定機器です.

【血管年齢】も測定できます!
測定料…500円 (測定結果プリント付き)

ご希望の方は、スタッフまでお申し付け下さい. 自律神経のバランスと血管の老化により末梢血液循環が乱れると体調不良、基礎代謝の低下などの原因につながります.血管と自律神経状態の定期的な計測は、健康に過ごす為のストレスチェックや体質確認に有効です.身体の状態を可視化して、是非ご自身の健康維持にお役立て下さい.

【新御堂筋整体・新大阪】肩こり腰痛研究所


自律神経について(自律神経とは)

自律神経の主な働き
私たちは運動神経を使って手や足を自分の意思で自由に動かすことができますが、心臓や胃腸など内臓器の動きや、全身の各器官の血流量を意識的にコントロールすることはできません.もし呼吸や血液循環などの機能を常に意識的にコントロールしなければならないのであれば、意識を失ったとたんに死んでしまうことになります.したがって生命維持に不可欠な基本的機能については意識的(随意的)ではなく自動的・自律的に調整される必要があります.そうした自身で意識的にコントロールできない身体の内部の活動、すなわち生命維持に直接関与しているのが自律神経系autonomic nervous sistem;ANSです.病気の改善や健康を維持するためには、このような自律神経機能を整える事が大切です.
自律神経のもっとも重要な働きは「生体恒常性(ホメオスタシス)」を保つということです.恒常性とは環境の変化に対応して、身体の内部環境(体温・血圧・血糖値など)を一定に保とうとする生体特有の働きのことです.生体の恒常状態は、恒常とはいっても決して変化しない状態という意味ではなく、内外の環境の変化に応じて一時的には変化するが、また元に戻るという意味での恒常状態であり、律動性のある恒常状態でもあります.自律神経系はホメオスタシスの維持機構として内分泌系・免疫系さらには高次の精神機能とも密な相互関係を有し、生物体の機能を制御している重要な神経系です.一般的に自律神経系による調節の利点は迅速な応答性であり、様々な外部環境(気温・気圧など)の変化や、姿勢などの身体的条件の変化(座っている状態から立ち上がる時など)に対する過渡的な応答に対して自律神経系は必須の調節系なのです.

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2種類に分かれ、交感神経が優位になると心拍数や血圧・体温を上げ、血流を促進させて身体の内部から外部にエネルギーを発散させるように働くので、身体は行動しやすいようにアクティブな状態になります.副交感神経が優位になると心拍数や血圧・血流を抑制して、体温を下げ、身体の内部に栄養分などを吸収してエネルギーを蓄積し(消化吸収を促進)休息させようと働くので、身体はリラックスした状態になります.

交感神経の緊張状態が続くと心身の興奮、血管の収縮による「血流障害」が起こります.また副交感神経が優位な状態が続くと、血管の拡張によって血流はうっ血するため「循環障害」になります.こうした自律神経のバランスの乱れは低体温状態を引き起こし、免疫が働く上での必要な熱が不足して更なる免疫力の低下を招き、さまざまな病気を招いてしまいます.

交感神経も副交感神経も低い方は、長期にわたってストレスの多い生活や睡眠不足などで慢性疲労状態に陥って、心拍変動が減少し自律神経活動が低下しています.したがって疲れやすく、やる気や覇気が感じられず、もはや様々なストレッサーに耐えられなくなって、さまざまな適応障害が生じることも考えられます.さらに慢性の関節痛・可動域制限や神経痛の症状の方もこのタイプが多く、そのなかでも交感神経の割合が低い場合は改善率が良くありません.したがって自律神経活動を向上させ血流を改善することがポイントになります.

自律神経のバランスが良く自律神経活動度(心拍変動)が高い状態では、交感神経が血管を収縮させ副交感神経が血管を弛緩させるということがバランスよく交互に起きます.そのため収縮と弛緩がリズミカルに繰り返され血流がスムーズになるのです.血流が良ければ病気になりにくいだけでなく、脳にも十分な血液が届くため意志力・集中力や判断の質も向上し、高水準のQOL(生活の質)が維持できます.
ただし自律神経活動が高すぎる場合、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすく、むしろ血流が悪くなる可能性があります.若年層のアレルギーや慢性疲労症候群の方も、このタイプが多いと考えられます.

自律神経と免疫の関係
自律神経は免疫システムもコントロールしています.免疫の中心を担っているのは血液中の白血球です.白血球を大きく分類すると、細菌など比較的大きめの異物に直接攻撃を仕掛けて処理する顆粒球(好中球・好酸球・好塩基球)とウイルスやガン細胞,老廃物などの異物を処理するリンパ球(NK細胞・T細胞・B細胞・胸腺外分化T細胞)の2つがあり、この2つは自律神経に深く関わっています.交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増えることが分かっています.自律神経のバランスが良ければ顆粒球とリンパ球のバランス、つまり白血球のバランスも良くなりますが、自律神経のバランスが崩れると白血球のバランスも崩れるので、その結果として免疫力が低下してしまいます.
・交感神経が優位になり顆粒球が増えると、基本的に感染症に対する抵抗力が高くなるので免疫力は上がります.ところが交感神経が過剰に優位な状態が続くと事情が変わってきます.顆粒球は異物を取り込み、みずからが持つ「分解酵素」と「活性酸素」によって処理します.顆粒球と体内に侵入してくる細菌の数のバランスがいいときは何も問題はありません.しかし、あまり細菌がないのに交感神経が過剰に優位になることで顆粒球が増えすぎると、健康維持に必要な常在菌まで殺し、かえって免疫力を下げてしまうのです.また顆粒球が増えすぎると、使われなかった顆粒球が残ってしまいます.実はこれも大問題なのです.というのも顆粒球の寿命は2~3日と短いうえ、顆粒球が死ぬときに持っていた「活性酸素」をばらまいて細胞を傷つけてしまうからです.
・副交感神経が優位になると、リンパ球が増えるので基本的には抗原に対する反応が速くなり、ウイルスに感染しにくくなるので免疫力は上がります.ところが、副交感神経が過剰な状態が長く続いてリンパ球が必要以上に増えると、抗原に敏感になり過ぎて、ほんのわずかな抗原にも反応してしまいます.つまりアレルギーを起こしやすくなるのです.
自律神経のバランスが良いときが最も免疫力が高く、体にとって良い状態といえるのです.ただし自律神経の変化が免疫の状態に反映されるまでには、ある程度のタイムラグがあります.自律神経はちょっとした刺激ですぐに変化しますが、それが瞬間的に免疫に影響するわけではありません.

以上のように私たちの身体をさまざまな病気から守ってくれている免疫システムも、この自律神経のバランスのもとで機能するようにプログラムされています.またどのような病気であっても自律神経のバランスが崩れて血流が悪くなっている状態ではいくら治療を行っても、その効果は半減していると思ってください.

痛みのメカニズム
腰痛などの関節痛や神経痛などの「痛み」においても、交感神経と顆粒球の関連が指摘されています.新潟大学の安保教授(2004)によると、『交感神経支配下では骨を破壊する顆粒球が増加し異常が生じてくる…関節.骨.筋肉は中胚葉系の組織として進化しているため、これらの運動器官の神経支配や血流系支配はオーバーラップしていて、筋肉が疲労して血流が障害された時は筋肉のみならず、その領域の骨と関節も血流障害に陥り様々な障害を受ける.血流障害はその領域を交感神経緊張状態にし、必ず顆粒球増多をも招く.これがついには関節や骨に対して活性酸素などによる異常(酸化)が起こってくるメカニズムである.さらに大切なことは、これらの運動器官の組織障害を治療せしめようとする生体反応(免疫反応)が痛みをつくるということを知る必要がある.このような痛みはプロスタグランジンやアセチルコリンによって生じる.したがって痛み自体を治療の対象とすることは適切ではなく.その前の(痛みの原因である)筋疲労が起こった理由や関節や骨が障害された原因を治療対象としなければならない.このような考えの欠如がこれまで腰痛その他の痛みを簡単に治らせなかった理由なのである』.すなわち痛みを自己管理して改善させるには、生活習慣を見直した上で、関節にかかるストレスを分散させて血流障害や関節機能の回復を図り、自律神経をコントロールして免疫力をUPさせることが重要であると考えられます.

一般的に現代人は、過酷な生活習慣や許容範囲を超える様々なストレスに曝され、交感神経が優位な状態で心身ともに緊張状態になっていると言われています.極端な交感神経優位が続くと血管収縮による血流障害から肩こり腰痛や神経痛、また血糖値や赤血球・好中球が増え,好酸球・リンパ球が減少することで血液バランスが崩れ、免疫機能や腸内環境の悪化など内臓器に悪影響を及ぼすことも考えられます.整体施術ではテクニックを駆使して主に副交感神経を刺激する操作を行います.したがって心身の状態は「緊張から弛緩へ」「興奮から鎮静へ」「消耗から蓄積へ」切り替わり、自律神経活動量および免疫力もUPすることで症状を緩和することが出来ます.
日常生活において、自分自身の持てる力を最大限に発揮するには自律神経を整え、末梢の血流がいいことが必要不可欠になり、まさに「人生の質を決める」と考えられます. はっきりした原因もないのになんとなく調子が悪い. 何をやっても思ったようにうまく出来ない. しかし病院で診てもらっても「どこも悪くない」と診断されてしまう. 検査データには表れない病名のつかない病や、正体不明のスランプの原因は、実は自律神経の乱れにあると考えられます. 自律神経は身体を取り巻くさまざまなことに影響を受け、しかも変化しやすいものです.定期的に測定し管理していくことをおすすめします.

【引用文献】
小林弘幸 2011 なぜ「これ」は健康にいいのか?:副交感神経が人生の質を決める.
安保徹 2004 自律神経と免疫の法則.
生理人類士認定委員会 2010 生理人類士入門.
Kelly McGonigal 2012 スタンフォードの自分を変える教室.
梶本修身 2016 すべての疲労は脳が原因

「さまざまなストレス反応と対処法」はこちら.